
「空き家にして内見で見やすくすべき?」
「住んだままだと売れにくい?」
この記事は、そんな思いのある方に向けて書いています。
結論から言うと、空き家で売るのと住んだまま売るのとどっちがいいのか正解は一つではありません。
今回は、空き家にして売るのと住んだまま売ることのメリット・デメリットをご紹介しますので、あなたに合う売却方法を選んでいただければと思います。
ざっと、表にしてみましたので、よかったら参考までに(^^)
空き家 | 住んだまま | |
---|---|---|
メリット | ・いつでも内覧ができる ・売主、買主とも気疲れしない ・オープンハウスがしやすい ・すぐ引き渡せる |
・移転費用がかからない ・売主からのアピールがしやすい ・建物の維持 |
デメリット | ・生活の実感が湧きにくい ・売主の生活がわかりにくい ・汚れが目立ちやすい ・移転費用 ・建物の傷み |
・内覧に立ち会う必要がある ・内覧に立ち会う必要がある ・オープンハウスにしにくい |
空き家にして売るメリットとデメリット

空き家のメリット
いつでも内覧ができる
これは買い手からしても、不動産屋からしても内覧がしやすくなります。要するにあなたが家にいなくても内覧ができるので、不動産会社も好きな時にあなたの家をご紹介しやすくなるので、内覧件数は多くなります。
売主、買主とも気疲れしない
人気物件になると、案内が立て続けになってしまいます。週末になると内覧者が多くなりますが、毎週毎週あなたも気疲れしてしまいます。
それと、住んでいる人がいると、内覧者も気を遣ってしまいゆっくりと見ることができなくなります。
オープンハウスがしやすい
自宅を開放して見学しやすくすることをオープンハウスと言います。
住みながらでもできるのですが、空き家になると、土日連日でオープンハウスにできるのは大きなメリットです。
すぐ引き渡せる
空き家になれば、家が空いているわけなので、「買いたい!」と言う人にすぐに受け渡すことができます。
空き家のデメリット
生活の実感が湧きにくい
実際に使っていた家具などはすべて撤去するわけなので、生活のイメージはしにくくなります。
売主の生活がわかりにくい
中古の不動産を買う場合に、前のオーナーがどんな生活をしていて、どんな性格の人なのかを気にする買い主はかなり多いです。そういったことが分かりにくくなることはデメリットです。
汚れが目立ちやすい
オープンハウスにしているわけなので、物がほとんど置いていない状態です。なので、生活しているなかでは気付かないような小さな汚れが目立ちやすくなってしまいます。
移転費用
たとえば、売るために空き家にするために仮住まいの移転費用がかかってきます。
建物の傷み
一戸建ての場合、空気の循環がなくなってしまうので、建物自体が傷みやすくなってしまいます。
建造物は呼吸をしているので、空気の循環がなくなってしまうと息ができなくなり劣化が早くなります。
人が住んでいれば、窓なども定期的に開けられますが、空き家にすると、内覧のときくらいしか空気の入れ替えができないので傷みやすくなってしまうのです。
住んだまま売るメリットとデメリット

住んだまま売るメリット
移転費用がかからない
住みながらですから、普段と同じ生活をして売ることができるということですね。
売主からのアピールがしやすい
購入予定者の人と対面するわけなので、実際の生活をリアルに伝えることができます。
たとえば、駅がどのくらい近いのか、どんな買い物施設があるのか、どこの商店街がいいのか、など具体的な生活のイメージを膨らませることにもなるのでマイホームのアピールをすることができるのです。
建物の維持
水道やガスを日常で使っていますので、空き家にして起こりやすい劣化や錆び付きなどの心配も少なくなります。
住んだまま売るデメリット
内覧に立ち会う必要がある
たまに不動産業者に住んでいるのにカギだけ渡して「私はいないことにして」という売主の方もいるのですが、これは不動産会社から嫌がられます。
内覧後に何かがなくなったり、貴重品がどこかに行ってしまったりした場合に責任問題にもなりかねないからです。
中の状態によっては印象ダウン
特に水回りのキッチンやお風呂はカビや汚れがあると、買い手側からしたら印象が悪いです。特に女性はこういったところを気にする方が多いので、注意が必要です。
オープンハウスにしにくい
ずっと家が空きっぱなしになるわけなので、接客がとても得意で何人でも相手にできると言う人なら話は別なのですが、オープンハウスには不向きです。
それに、物がなくなったときの対処も考えなければなりません。
まとめ
いかがでしょうか。
まとめると、空き家は内覧がしやすくなるメリットがある一方、生活感が少なく汚れも目立ちやすいデメリットがあります。
反対に、住んだまま売る場合は、売主から買主に向けて自宅のアピールをしやすいメリットがある一方、内覧はしにくくなるデメリットと中の状態によっては印象がダウンしてしまう場合があります。
空き家で売るか、住んだまま売るか、どっちが売れやすいだとか、より高く売れるかとかは特にありません。
あとは、建物の状況なども考えて不動産業者と一緒に話し合うといいと思います。
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