
あなたの不動産売却の「知恵」となる不動産屋。一口に「不動産屋」といってもいろいろなタイプの不動産屋がいます。
- 仲介をする不動産屋
- 新築マンションや一戸建てを建設し、販売する不動産屋
- 大規模な開発を専門とする不動産屋
- 住宅以外の主駅物件や土地の仲介を専門とする不動産屋
- 大家業が専門の不動産屋
- 転売による収益を得る不動産屋
また「仲介をする不動産屋」の中でも、
- 賃貸の仲介が得意
- 売買の仲介が得意
- 商業用不動産の仲介が得意
- 倉庫物件の仲介が得意
とやはり細かくわかれています。
これだけ細分化されている不動産業界ですが、
ここに大きな問題があります。
不動産屋は免許1つでどんな分野も扱えてしまう
それはこれだけ細分化されている業務なのに、業務をするための免許は1つだということです。
このため、不動産業の免許を掲示していれば、これらのどの業務もできるということです。
例えば、あなたがこれからマンションを売却しようとするのなら、「マンションの売却が得意」な不動産屋に売却の依頼をしなければなりません。
戸建てを売るのなら、「戸建ての売却が得意」な不動産にいらいする必要があります。
「友達に不動産屋がいるからそちらに任せよう」という方もいるようですが、
そのお友達の不動産が「何を得意としているのか」を確認したうえで依頼すべきです。
もしかしたら、主な業務は「商業用不動産の仲介」かもしれませんからね。
ただ、依頼された方は免許さえ持っていればマンションの売却依頼を受けることは可能です。
そこで、「もちろん、任せて」ということでお願いしたけれど、専門ではないのであまりいい結果は出せなかったということは多々あるわけです。
売却経験のない営業者ほど、頼れない者はない
私の知人にいる不動産関係者からの口コミです。

ご職業:元大手不動産営業 名前:めぐみさん
以前、あるマンションを売った時に、買い主さんを連れてきたのは、賃貸物件の仲介を専門とする不動産屋の担当者でした。
たまたま、お客さんから購入の依頼を受けて、手伝っているということでした。
もちろん、不動産屋の免許はもっているわけなので、賃貸が専門だからと言って、売買をできないわけではありません。
なのですが、そのときは、新底骨の折れる体験をしました。
「売買の段取りを全く知らなかったのです!」
どのタイミングでどんな説明を買主さんにしなければいけないかも知らない・・・。
どうにかこうにか、手伝いをして契約にまでこぎつけましたが、
買主さんは最後まで不安そうな顔をしていましたね。
「私も不安でしたけど・・・。」
そう語るのは、不動産業界に13年間勤めていた女性です。
買主さんが不安になるのも無理はありませんよね。
だって、「知恵」となって頼れるはずの不動産屋が売買の段取りすら干泥も泥なのですから。
依頼する不動産屋を探す場合は「マンション(戸建て)の売買仲介が得意な不動産屋」に売却を依頼しなければなりません。
では、どのようにして不動産屋の得意分野を見極めればいいのでしょうか。
簡単にそれができる方法を3つお伝えします。