売却して売り渡してしまった後にバレるのはいいけど、売却する前に「お金に困っているのかしら」「夫婦の中でも悪くなって離婚でもするの?」などと家の売却理由を変に勘繰られるのはいい気はしませんよね。
また、家の売却理由が近所トラブルだとしたら、トラブル相手に「いなくなる前にひと悶着起こしてやる」などと気を逆立てる要因にもなりかねません。
さらには、お子さんが学区内で通学しているのなら最悪のケース、学校で友だちから嫌がらせを受けてしまうことにも・・・!
その他にもいろいろな理由があってご近所に知られることなく家を売却したいと言う人は少なくありません。
しかし、そもそも、そんなことができるのでしょうか。
結論をいえば、それは可能です。
ご近所に、家を売却していることがわからなければいいのです。
では、売っていることがわかってしまうのは、どういったことが原因になるのでしょうか。
近所に家の売却がバレる原因は大きく分けると以下の3つになります。
- チラシやネット広告
- オープンハウス
- 不動産屋の訪問
まず一番の原因は広告、特に「チラシ」です。
週末にたくさん入る折込チラシ。
ここに掲載されていると、不運にも家のご近所さんが見つけて「あ、あの人○○○○万円で売りに出している」とわかってしまいます。
また、空き家の場合はオープンハウスを開催することで周りにばれてしまいます。
また、意外に見落としがちなのは「玄関」です。
あなたと相談をするためにやってきた不動産業者は、家の場合、呼び鈴を鳴らして呼び出しをします。
そしてあなたが出たら、「○○不動産の○○です」。
そのとき、玄関の前では井戸端会議の真っ最中・・・。
「あら、あの人のところに不動産屋さん?」
ドラマの「○○○は見た」ではありませんが、ご近所の方は本当によく見ています。
では、どのようにして秘密裏に家を売却するのか、具体的に説明しましょう。
広告の仕方
ご近所に秘密でこっそり売りたいとすれば、ご近所だけ広告が入らないようにすればいいのです。
新聞折込の場合は、ある程度の地域は限定できるものの「この地域は入れないで」とは指定できません。
しかし折込ではなくポスティングの場合は、「この家には入れないで」という指定が可能です。
よって紙媒体の広告は「配布禁止地域」を指定することが有効です。
そして、インターネットの広告。
インターネット広告は「勝手にポストに入る情報」ではなく、「自ら探して得る情報」です。
チラシが「攻めの広告」だとすれば、インターネットは「受けの広告」と言われています。
このため、こっそり売りたい方でも利用する価値はあるでしょう。
私の周りの知人でも「チラシはダメだけど、ネットならOK」という人が少なくありません。
ただし、紙のチラシもインターネットも「その広告を見た人がご近所の方に教える」という可能性がゼロではないことは心得ておきましょう。
不動産業者への対応のお願い
家に来る不動産業者には、会社名を名乗らないようにお願いしておきましょう。
担当者の名前だけを名乗ってもらうのです。
お願いしていてもそれが徹底されない不動産業者であれば、売却を依頼するのはやめましょう。
まとめ
「どこからも情報が漏れないようにしてほしい、絶対ダメ!」ということであれば、不動産業者にその旨をお伝えください。
「広告一切不可」という設定も可能です。
その場合は、店頭に来たお客さんだけに物件を紹介するという形になります。
具体的な方法を提示はしましたが、お伝えしておかなければならないことがあります。
それは、ご近所に秘密で家を売却するということは、同時に売れにくくなるリスクがあるのです。
中古一戸建てを早く売るためには、できるだけたくさんの人に見てもらい、1人でも多くの内覧者に来ていただくことが大切です。
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